122524 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

凪人と大地のふたごっ子♪

凪人と大地のふたごっ子♪

大阪の不妊治療専門院

一番初めに門を叩いた病院は、住んでいた大阪市内でも割りと有名な不妊治療の専門院でした。
住んでいるマンションからも自転車で行ける距離。通院するにはありがたい場所にありました。

不安を抱えながらも受診。待合室には、お子さんを授かった患者さんからの、子供の写真入の年賀状がはりめぐらされています。
う~ん、でもちょっとな~・・・ここに来る人は不妊の人がほとんど。励みに出来る人ばかりではないと思うんだけどな~と、心のどこかに引っかかるものがありました。

そして、その引っかかりは診察室に入ったとたん、信じられないような光景と共に私の中で嫌悪感に変わりました。

診察室は治療室とつながっており、二間一続きの部屋でした。その中で、点滴を受けている人、ホルモン剤を打つためにベットで横になっている人、処置を待つ人で溢れかえっていました。そして、注射を受ける人も、カーテンもないところで下着を下ろされ、オシリに注射をされています。

そして、何より驚いたのは、医師と患者の問診の場所でした。それこそなんの仕切りもなく、ついたて等の配慮のない中、後ろには順番を待つ患者が丸いすに座って待っています。

初診の時は今までの経過や体のことなど、特にプライベートなことを聞かれるのに、それを全部その部屋にいる人達に聞かれてしまうのです。

不妊症など、とくにデリケートでとても神経を使う病気にこの対応。他人には絶対に聞かれたくない話だって個々にあるでしょう。医療者として、この配慮のなさは恥じるべきところであると思います。
医師も看護師も、まったくそんなことはお構い無しで治療に当たっています。本当に信じられない光景です。

そして、私の問診の時にも、とても不愉快な言葉を受けました。
私はもともと割りと太っているので、妊娠に関してはそれも不安材料の一つでもありました。
でも、少しでも前進したくて、身体を整えるためにも、すがるように産婦人科の門を叩いたのに・・・・。
医師から受けたのは、太っているくせに妊娠したいの?というような言葉。
その言葉にも深く傷つきましたが、その言葉を周りの人に聞かれたことも本当に恥ずかしかった。私の心の中は罪悪感で一杯になってしまったのです。

太っていて妊娠となれば、弊害も多く出てくるので懸念されるのは理解できます。でも、産婦人科という立場上、女性の一生を見、妊娠に必要とあらば、身体を整えるサポートも同時に担っていいはずです。そういう意識のあるところが産婦人科であると私は思っています。

その日は一応血液検査をしてもらったので、結果を聞きにもう一度出かけましたが(お金ももったいないので)、その後そこで治療をしてもらおうという気持ちはかけらもありませんでした。
随分気持ちが落ち込んでしまい、それから暫くは産婦人科の門を叩けないでいました。

大阪生野区の北巽にある産婦人科・・・・名前までは出しませんが、本当に不愉快な病院でした。


© Rakuten Group, Inc.